1816年 英国 ジョージ3世 ハーフクラウン銀貨
NGC MS64|ブルヘッド肖像|Historical Scholar Collection
ナポレオン戦争終結直後、英国の貨幣制度を大きく変えた1816年の大改鋳。その歴史的転換点に誕生した、ジョージ3世のハーフクラウン銀貨。
本貨は、1816年銘の英国ジョージ3世ハーフクラウン銀貨です。
1816年は、英国の貨幣史において極めて重要な年でした。
長年にわたるナポレオン戦争が終結した英国では、貨幣不足や経済の混乱を背景に、国家規模の貨幣制度改革が実施されました。
この改革は「1816年の大改鋳(Great Recoinage)」と呼ばれ、近代英国の貨幣制度の基礎を築くことになります。
本貨は、その改革によって生まれた新しい銀貨の一つです。
表面には、英国王ジョージ3世の右向き肖像が描かれています。
この肖像は、英国貨幣史を代表する彫刻家ベネデット・ピストルッチによるもので、その特徴的な顔立ちから「ブルヘッド(雄牛の頭)」という愛称で知られています。
当時の評判は必ずしも良好ではなく、短期間で別の肖像に変更されたため、現在では英国貨幣史の中でも特徴的なデザインとして知られています。
裏面には、王冠を戴く英国王室の紋章が、ガーター勲章の装飾とともに精緻に描かれています。
本貨は銀品位92.5%のスターリングシルバーを使用し、標準重量14.14g、直径約32.3mmで製造されました。
特筆すべきは、約210年前の銀貨でありながら、NGC MS64という高い鑑定評価を獲得している点です。
ご提示のNGC公式データによれば、同一分類の総鑑定数111枚のうち、MS64は14枚、上位鑑定品は11枚です。
NGC登録111枚のうち、MS64以上の高鑑定品は25枚。
さらに本品のホルダーには「Historical Scholar Collection」の記載があり、旧蔵コレクションに由来する個体としての情報も備えています。
実際の海外オークションでも、1816年銘のNGC MS64鑑定品は、2022年に960米ドル、2024年には750米ドルで落札された実績があります。
ナポレオン戦争後の貨幣改革という歴史的背景、短期間のみ採用されたブルヘッド肖像、約210年を経た現在まで残る優れた保存状態。
近代英国貨幣史の出発点を象徴する、歴史的価値と収集的魅力を兼ね備えたハーフクラウン銀貨です。
基本スペック
| 項目 |
内容 |
| 発行年銘 |
1816年 |
| 発行国 |
イギリス |
| 国王 |
ジョージ3世 |
| 額面 |
1/2クラウン |
| 素材 |
銀92.5% |
| 標準重量 |
14.14g |
| 直径 |
約32.3mm |
| 発行枚数 |
1816・1817年銘合計8,092,656枚 |
| カタログ番号 |
KM#667 / Spink 3788 |
| 肖像デザイナー |
ベネデット・ピストルッチ |
| 鑑定機関 |
NGC |
| 鑑定評価 |
MS64 |
| NGC総鑑定数 |
111枚 |
| MS64鑑定枚数 |
14枚 |
| 上位鑑定枚数 |
11枚 |
| 旧蔵 |
Historical Scholar Collection |
| 鑑定番号 |
6330861-019 |